明治時代に起こったとされる伝承に「達龍の説話」があります。
ある曇りの日、「池田駅」(現JR「川西池田駅」)から南の空に大雨とともに渦を巻いた雲が現れ、加茂の台地北側の藪に降り立ったそうです。その後、空が晴れ上がったころには竹藪はなぎ倒され「藪の大蛇が天に昇ったのではないか」と噂になりました。
噂が広がって、遠方からも人が押し掛けるようになり、飲食店まで出店するほどの活気を見せたそうです。
時が経ち、次第に人々の記憶からは遠のいていきましたが、南花屋敷にひっそりと佇む小さな祠はその記憶を刻んでいるのかもしれません。
アルテア橋を渡り
最明寺川を越え
文化財資料館に向かう道東側
小さな祠がありました
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