株式会社夢の

店舗情報

阪急・能勢電鉄「川西能勢口駅」から北に徒歩 2 分。今回は、パルティ K2 の 2 階で不動産売買などを営む株式会社「夢の」を訪ね、代表取締役の赤田さんからお話を伺いました。

阪急バスの背面に広告を出しているあの人です

夢の橋渡しがしたい

赤田さんは川西生まれの川西育ち。就職後 16 年にわたり、川西市内などで不動産業に従事してきました。
その後、2020 年に起業。株式会社「夢の」を立ち上げました。
「かねてから、誰かの夢のお手伝いをしたいと考えていました」と話す赤田さん。過去に実績のある不動産業でなら、社会の役に立てるかもしれない。そんな思いで、4 年前に法人を立ち上げたそうです。「あの頃はコロナ期で本当に社会が暗かった。そんな状況に背中を押されたのかもしれないですね」と振り返ります。
オリジナリティのある法人名「夢の」。関わる人それぞれが、続く言葉を紡ぐことができる名前にしたかったとのこと。「広く沢山の夢の橋渡しができるよう、不動産にとどまらず、事業を拡大していきたい」と今後の展望を語ってくれました。
当サイトで以前取材に訪れた「炭火焼きとん夢の豚 39」も、系列店舗だそうです。

▶「炭火焼きとん夢の豚 39」の記事はこちら

空き家という社会課題と向き合う

株式会社「夢の」は、川西を中心に、猪名川町や伊丹、尼崎などのエリアで事業を展開。一戸建てやマンションなどの物件を取り扱っているほか、空き家に関する相談なども受け付け、ケースにより個別に対応をしています。
特に力を入れていると話すのは、空き家に関する課題解決。川西市では、昭和 40 年代以降、各地で大規模団地が開発され、人口は 10 万人以上増加しました。
ニュータウン誕生から約 60 年、当時分譲された土地家屋は子や孫へと引き継がれ、空き家のまま残るケースが目立ちます。
株式会社「夢の」では、NPO 法人「空き家相談センター」会員をはじめとするスペシャリストが、空き家に関するアドバイスを行います。これまでの相談件数は 100 件超。売却や管理、リフォームのほか、将来への不安や相続に関する課題に対し、利活用や税対策など、適切なソリューションを提供しています。
また、空き家相談会も随時開催。弁護士や司法書士をはじめ、住宅ローンアドバイザーやファイナンシャルプランナーなどの意見を聞くことができるので、具体的なケースに関する専門的な知見を得るチャンスかもしれません。

対応事例

相談者の死期が迫る中、親族に迷惑がかからないよう早く売却したい。何よりもスピード感を求められたケース。株式会社「夢の」が買い取ることで短期間での処分が可能となった。

転居後空き家となったケース。状態の良い空き家ではあるが、駐車場間口が狭いなどといった理由で解体。新築住宅として蘇った。